コンセンサスゲーム「生存者たち」ガイダンス編
もくじ(CONTENTS)
はじめに
今回のコンセンサスゲーム「生存者たち」は、ウルグアイ空軍機571便遭難事故を題材にしたある映画から着想を得て、ゲーム教材としてアレンジ・編集したものです。
ゲームのストーリー・問題部分は動画化されていますので、本ガイダンス記事を御覧頂ければ、リアルでもオンラインでも簡単に楽しむことができます。
ゲームの概要
<ストーリーの概略>
1972年に起きたウルグアイ空軍機571遭難事故に遭遇したメンバーたちのサバイバル記録をアレンジしたストーリー。
救援隊も来ない絶望的な状況下で、メンバーはこの危機をどう乗り越えるのか?
<ゲームのポイント>
生き延びるための方針を議論し、チームとしてのコンセンサスを得る。
<所要時間の目安>
60~90分(準備15分+議論30分+発表5分+まとめ10分)
<活用シーン>
課外授業やレクリエーション等
ゲームの手順
イントロダクション・チーム分け
<イントロダクション>
まずは、ゲームの流れについて、簡潔に説明しましょう。
イントロダクションの例
これから、コンセンサスゲーム「生存者たち」を遊びます。
まず全員でストーリーを鑑賞し、その後、グループディスカッションを行い、チームの考えをひとつにまとめて頂きます。
<チーム分け>
予め参加者が確定している場合は、事前にチーム分けを済ませておきましょう。
そうではない場合、1チーム4~6人の編成で、属性の違うメンバーをなるべく分散させてチーム分けを行うのがよいでしょう。
ストーリー鑑賞
ストーリーの詳しい内容や課題については、以下の動画を御覧ください。
グループ討議
グループ討議の際のポイント
<制限時間を意識する>
議論が白熱するとつい時間を忘れてしまいがちですが、制限時間を意識しましょう。
時間内に議論をまとめることは、本ゲームのミッションのひとつです。
<発言は手短に>
1回の発言は手短(1分以内)にして、メンバー全員が多くの発言機会を得られるようにしましょう。
コーヒーブレイク
グループ討議が終了したら、一旦休憩(5~10分)を挟みましょう。
トイレやコーヒーブレイク等、参加者が少しリフレッシュしてから全体発表会を行います。
全体発表会
代表者1名が、チームの結論や意見等を、全員の前で発表します。
発表時間は1チーム5分程度が目安です。
また、講師・インストラクターは、他チームの発表が始まったら、発表者の話に耳を傾けることに集中するようにと参加者に対して注意を促しましょう。
ふりかえり
ゲームの振り返りは、まずは個人で行います。
配布した「ふりかえりシート」にそれぞれ記入してもらいます。
その後、全体で「ふりかえり」を行います。時間の都合にもよりますが、一言ずつでも良いので、参加者全員に発言してもらいましょう。(参加者の人数が多い場合は、グループ単位での振り返りもありです。)
振り返りの内容が浅いと感じた場合、講師・インストラクターから内容が深まるような質問を参加者に投げかけましょう。
まとめと感想
今回のコンセンサスゲーム「生存者」たちは、「究極の選択」をテーマにしており、私たちの日常やビジネスシーンにおける「選択・判断」とは一線を画すものです。
「道徳的判断」「法的判断」等、通常の判断基準を超越したテーマである以上、メンバー同士でバトルになり、簡単に合意形成が得られない場合もあるでしょう。
長時間に渡ってエキサイトした場合は、頃合いを見計らってファシリテーターが仲裁に入りましょう。
ストーリーの続きは…
ストーリーの続きについて気になった方は、こちらの作品を御覧ください。
今回も最後まで御覧頂き、ありがとうございました💖
【追記】
他のコンセンサスゲームにも、ご興味をお持ちの方は…