コンセンサスゲーム「無人島の出来事」導入&解説編
今回は、無人島に漂着した男女5人を描いたコンセンサスゲーム「無人島の出来事」を紹介します。
ゲームの遊び方・手順等も示しておきましたので、プレイする際の参考にして頂ければ幸いです。
もくじ(CONTENTS)
はじめに…「無人島には複数のシナリオ」がある
「無人島」を題材にしたコンセンサスゲームは、いくつかのシナリオがあります。
具体的には…
- 無人島から脱出する道具を選ぶもの(脱出系)
- 無人島から脱出できる人間を選ぶもの(スリーテン系)
- 無人島での出来事を題材にしたもの(価値観系)
の3つです。
①は、無人島から脱出するために必要な道具について、優先順位を決めるもので、「砂漠からの脱出」「雪山での遭難」等と同じNASAゲームの派生系です。
そのため、専門家が作成した正しい解答(ゲームの正解)が存在します。
②は、年齢や職業の異なる10人の男女の中から、いかだや船で脱出することができる人とできない人を選別するもの。スリーテンゲームの派生系です。
③は、ストーリーに登場する各人物の言動から、「許せないと思う人物」の順位をつけるもの。チームとして価値観の優先順位付けを行う価値観系です。
②と③の場合、いわゆる「正解」と呼ばれるものはありません。今回紹介するシナリオ「無人島の出来事」は「③価値観系」です。
「無人島の出来事」の活用シーン
「砂漠からの脱出」等、研修・ワークショップ・レクリエーション等、シーンを問わず行うことが出来るものも数多くあります。
しかし「無人島の出来事」は、場所と人を選ぶシナリオです。
その理由は、シナリオの中に「性的な表現が含まれているから」です。
「18歳以上の娯楽シーン」に限定したシナリオだと思って下さい。
「無人島の出来事」の遊び方・手順
それでは、具体的な遊び方・手順について紹介しましょう。
ストーリーを全員で共有後、みんなで話合いチームの意見をまとめるのが、基本の流れです。
チーム分けについて
1チーム4~7人で編成します。
8人以上の場合は、複数のチームに分かれて行うのがよいでしょう。
研修の一環として行う場合、ゲームに直接参加しない進行役を置くケースが多いのですが、
娯楽の場で行うことが多い本シナリオは、進行役もチームメンバーになってゲームに参加してもよいでしょう。
ストーリー鑑賞
チーム分けが終わったら、全員で上記「ストーリー動画」を鑑賞しましょう。
無人島に流れ着いた5人の男女が織りなす人間ドラマです。
上記動画には、セクシャルな映像とセリフが含まれていますのでご注意下さい。
グループディスカッション
ストーリー動画鑑賞後、グループディスカッションを行います。
ディスカッションを始める前に改めて「問題文」をおさらいしておきましょう。
5人の登場人物「夫」「妻」「妻に想いを寄せる男」「船を修理した男」「おじいさん」について…
- 問題1:この中で一番許せないと思う人は誰ですか?
- 問題2:みんなで話合い「許せないと思う人物」から順に1~5位までの順位をつけてください。
というものです。個人で5分ほど考えた後、全員で20~30程話合い、チームとしての順位付けを完成させて下さい。
発表会の開催
複数のチームで行った場合は、発表会を行います。
代表者が、自チームの回答とそこに至った理由を発表します。
各チームの発表は、あまりだらだら長引かせず、3~5分程度で行うのがよいでしょう。
ゲーム後のふりかえり
発表会終了後、全員で「ゲームのふりかえり」を行うとよいでしょう。
ふりかえりの場では、本音トークが爆発することがよくあります。
メンバーの以外な一面を、垣間見られるかもしれません。
まとめと感想
今回は、コンセンサスゲーム「無人島の出来事」を紹介しました。
これまでに何度も遊んでいますが、メンバーが変われば、結論も変わります。
また議論が白熱しすぎて、大幅に時間が超過したこともあります。
皆さんも是非一度、遊んでみて下さい。
ただし、子供がいる時はダメです。
そんな時は他のシナリオで遊びましょう。
他のシナリオをお探しの時は、こちらの記事を御覧ください。