大阪千林・釜揚げうどん専門「山田製麺所」を訪ねて…
我が家のマイブームである「食べログ百名店」めぐり、今回は新しくうどん百名店に選出された「山田製麺所」を訪ねてみた。
もくじ(CONTENTS)
住宅街の中にひっそりと佇むお店
千林と言えば大阪を代表する商店街があることで有名だが、同店はそんな商店街からは少し離れた住宅街の中にある。
初めて訪れる人にとっては、グーグルマップによるナビゲーションが必要だろう。私たちもなんとかナビの力を借りることによって無事お店にたどりつくことができた。
釜揚げうどんの専門店
到着した時刻がお昼のピーク時を少し回っていたということもあり、並ぶことなく入店できた。
事前に調べていたので私たちは驚かなかったが、一見で入店した人は驚かされるのが、お品書きの種類。普通のうどん店なら当然の様に提供されている「きつねうどん」や「天ぷらうどん」等はなく、釜揚げうどん(冷やしもあり)一本で勝負している。
ランチタイム中ということもあり、私は釜揚げうどん中(2玉)と出汁ごはんのセット(880円)を注文した。
あつあつの釜揚げと通い徳利に入ったお出汁
注文するとまずは、生姜をひとかけら渡された。生姜を擦りながらうどんの登場を待つことにした。
しばらく待つと、茹で上がったあつあつの釜揚げうどんと大きな通い徳利に入ったお出汁が運ばれて来た。
出汁が徳利に入って運ばれてくることは特に珍しいことではないが、ここのお店の徳利は特大サイズ。そのため女将さんが、出汁を器にそそぐ時のコツを実演してくれた。
また薬味も豊富で、定番の「ねぎ」「天かす」「ごま」の他にも、「鰹節」「昆布」の佃煮、さらには「すだち」も用意されている
つるっとしたうどんとお出汁が美味い
さて、いよいよ実食開始。うどんの食感は、つるっとした繊細な感覚がある。しっかりとしたコシが売りの讃岐うどんを木綿豆腐に例えるなら、こちらのうどんは、決めの細かい絹ごし豆腐と言ったところか。女性的な優しさを感じるうどんだった。
また、お出汁がかなり美味しい。始めはそのままで、次に生姜を入れて、最後にすだちを入れてと途中で何度も味変を楽しめるのが嬉しかった。
最後に…お店のこだわりを紹介
今回は、「山田製麺所」を紹介しました。いかがだったでしょうか?
千林・滝井近辺は、うどんの名店が多い激戦区ですが、今回紹介した山田製麺所は、他の店にはない個性が光るお店なので、皆様も是非一度、訪問してみて欲しいと思います。
最後に、お店の壁に掲げられていた「最後の一口に懸ける想い」について紹介しておきます。
「最後の一口に懸ける想い」
釜揚げうどんは、とても地味なうどんです。
何の飾り気もない言わば裸のうどんです。
決して最初のひと口で感動が走る様な派手さはありません。
しかし、食べ進につれその美味しさが、五臓六腑に染み渡ります。
そして最後の一口を召し上がる時、
器の中の出汁を飲み干す時に、
釜揚うどんの本当の進化が発揮されます。
皆様どうぞ最後のひと口をご堪能下さい。
店主敬白
【追伸】
山田製麺所の公式ホームぺージはこちらから、お店のこだわり等を知ることができます。是非ご覧ください。また本サイトでは、この他にも食べ歩き記事をアップしております。こちらも御覧頂けると幸いです。
山田製麺所 (うどん / 清水駅(大阪メトロ)、千林駅、滝井駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0