新福菜館守口店限定の塩ラーメンを食べて考えた
新福菜館と言えば京都の老舗ラーメン店ですが、現在は、のれん分けを行い、京都は勿論、東京や大阪等、今では全国に16店舗の新福菜館(2024年3月現在)が存在している。そんな中、今回は守口店限定の「塩ラーメン」を食べに行ってきた。
もくじ(CONTENTS)
京都の老舗ラーメン店「新福菜館」
ラーメンマニアの方なら既にご存じの方も多いと思いますが、新福菜館は1938年に屋台から始まったラーメン店です。現在の京都ラーメンの発祥・草分け的な存在として有名です。
現在の店舗は、京都駅近く(京都市下京区東塩小路向畑丁町)の通称「たかばし」にあります。なんと隣にはこれまた京都を代表する老舗ラーメン店「第一旭本店」があり、この「たかばし」地区は一乗寺と並んで京都のラーメンのメッカでもあります。
真っ黒なスープと炒飯が新福菜館の特徴
新福菜館と言えば、真っ黒な醤油ベースのスープが特徴的です。その見た目のインパクトから「京都ブラック」と呼ばれたりもしています。
またもう一つ有名なのが、「炒飯(炒飯)」です。こちらもスープ同様、黒い見た目が特徴です。このようなこともあり、新福菜館を訪れた人の大半はラーメンと炒飯のセットメニューを注文しています。
のれん分けで広がる新福菜館
真っ黒い見た目のインパクトもあり、現在は「新福菜館」を名乗る店舗は、全国で16店舗に拡がっています。どの店舗も、京都本店の味を基本的には踏襲しつつも、中には少しアレンジしたメニューを提供しているお店もあります。今回紹介する新福菜館守口店では、本店にはない「塩ラーメン」を提供しています。
ポポラーレ土居を抜け新福菜館守口店へ
今回も息子と一緒に、散歩を兼ねてラーメン店めぐりへ。今回紹介する「新福菜館守口店」は、京阪本線土居駅から国道一号線に向かってのびる土居商店街(ポポラーレ土居)を歩いて進み、丁度国道一号線にぶつかったアーケード出口の所にあります。
訪問当日は、午後1時30分頃と既にお昼のピークを過ぎていましたが、まだ5~6人程の並びがありました。
お店の雰囲気は同じだけどスタッフは若返り
お店の内装は以前訪問した時と変わっていなかったが、2階の客席は利用されていなかった。またお店のスタッフは若返っている様に感じました。
今回注文したのは、守口店限定の塩ラーメン。ミニラーメン(塩)とミニ焼きめしのセット1100円也。ミニセットとは控え目なことと思われるかもしれないが、以前、新福菜館の京橋店で、並ラーメンと小焼き飯のセットを頼んだ際には、量が多すぎて全部食べ切れなかったという苦い思い出があるからです。
塩ラーメン&チャーハンのお味は…
注文後ほどなくして、塩ラーメンと炒飯が着丼。塩ラーメンなので明らかにスープの色が違うが、トッピングされている具材は、醤油ラーメンと同じでした。また運ばれてきた炒飯の色も他の新福菜館のお店と比べると薄い感じがしました。
色の違いが気になる方は、以前新福菜館KiKi京橋店を訪問した時に撮影した動画を見て比較してみて下さい。
さて、肝心な塩ラーメンに対する個人的な感想については、まあまあ美味しいものの、新福菜館の個性は失われていた。魚介風味の塩味と唄ってはいたものの、私にはどんな魚介が使われているのかもわからなかった。これなら素直に名物である醤油ラーメンのセットにしておくのが良いと思いました。
また炒飯の味も美味しかったものの、新福菜館の黒い炒飯、独特の粘り気みたいなものが、少し失われている様に感じた。
【まとめ】新福菜館はやはり醤油ラーメンに限る!
今回は、新福菜館で塩ラーメンを食べてみました。結論から言うと、新福菜館に来たのなら素直に普通(醤油)のラーメンにしておくのが良いでしょう。また炒飯に関しても、もう少し濃くして新福菜館らしさを出した方がよいと思いました。
【追伸】
新福菜館(本店)の公式サイトはこちら
当サイトでは、この他にもラーメンやうどん等、B級グルメ中心に食べ歩き記事をアップしております。是非そちらも御覧頂けると幸いです。
新福菜館 守口店 (ラーメン / 太子橋今市駅、土居駅、滝井駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.4