「伝説のちゃんぽん」を求めて…生野区・中華料理キリン
大阪生野の地に伝説的な「ちゃんぽん」を出す中華料理店がある。そんな風の噂が流れてきたので、訪問して確かめてみることにした。
もくじ(CONTENTS)
地下鉄今里駅から今里筋をひたすら南下!
地下鉄今里駅で下車して、今里筋をひたすら南に歩く。20~30分ほど歩き、万才橋という小さな路地で左折してすぐにその店はあった。
正直、今里駅から歩くのは結構しんどいので、大阪シティバス「大池中学校前」で降りて向かう(徒歩2分)のがよいだろう。
この辺りも地下鉄今里筋線が延伸される計画はあるが、今里筋線自体、利用客が伸びていないだけに、延伸の実現は難しいかもしれない。
店の名は「中華料理 キリン」
そのお店の名前は「中華料理 キリン」。
キリンには皆さんも2つの意味があることはご存じだろう。
ひとつは、アフリカに生息する首の長い哺乳動物。もうひとつは、「麒麟」と記し、中国神話に登場する伝説の動物である。
この店は「キリン」と記されているのでどちらかはっきりしない部分もあるが、「伝説のちゃんぽん」を提供しているというからには「麒麟」の方ではないかと勝手に想像している。
店の中に入るとそこは、昔からある街の中華料理屋さんそのもの、ただメニューが写真付きで壁に張り出されており、賑やかな雰囲気がある。
名物の「ちゃんぽん」を注文
席につくと早速メニューを拝見。正直言うと酢豚と唐揚げがセットになったランチに魅力を感じたが、ここは初志貫徹、名物のちゃんぽんを注文した。
カメラのセッティング等をしながら待っていると、ほどなくして「そのちゃんぽん」は着丼。
ちゃんぽんと言えば、リンガーハットの長崎ちゃんぽんを思い浮かべる人が多いかもしれないが、ここのちゃんぽんはズバリ「餡掛けちゃんぽん」
どんぶりからはみ出るほどに盛られた餡が、注文した私を圧倒する。
熱っ、アツ…ハフ、ハフ…、フゥ、フゥ…
意を決して、ちゃんぽんの中に箸をダイブさせるが、なかなか麺に到達しない。野菜餡をレンゲで掬いながら少しずつ捜索していく。
鶏ガラスープで味付けされた野菜餡は美味なので、まずはしっかりそちらを味わう。餡でコーティングされているので、熱さが逃げない。
そして餡をひたすら救うこと数分…ようやく麺が姿を現した。
しかし、麺が姿を現した頃には、私のお腹は既に9分目に到達しようとしていた。なんとか完食しようと試みたが、結果的には、分厚い餡の壁に行く手を阻まれ、完食を断念し途中でリタイアすることとなった。
何人かで一皿注文してシェアするのが…常連さん
あまりに量が多くて、中年の私には完食が難しかった。そのことをお店の人に伝えたところ、何人かで一皿注文してシェアするのが、お店の常連さんの注文の仕方であるという。
その話を聞いて私も納得…。次回は、一人ではなく4人ぐらいで訪問したいと思った。
帰りは「コリアンタウン」を散歩して…
せっかく生野の地まで来たので、帰りは真っ直ぐ帰らず、「コリアンタウン」を散策。平日の昼間にも関わらず、相変わらず、多くの観光客でにぎわっていた。
【あわせて読みたい】
当サイトでは、この他にも食べ歩きに関する記事を多数アップしております。是非そちらの記事も御覧ください。
キリン (中華料理 / 今里駅(近鉄)、桃谷駅、北巽駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0