生野商店街で見つけた昔ながらのおもちゃ屋さん「たからや」

商店街のアーケードを見つけると、ぶらっと散策したくなります。

今回は生野の商店街を歩いていると、今では本当に珍しくなった「おもちゃ屋」を見つけたので紹介します。

私が子供の頃、商店街には「おもちゃ屋」があった。

私が子供の頃、今から半世紀程前には、商店街の中には必ずと言ってよいほど「おもちゃ屋」がありました。

それぞれの商店街に、「おもちゃ屋」があり、そこは学校帰りの小学生のたまり場でもありました。おもちゃ屋に集まって情報交換を行い、その後、近所の公園で遊んだりしました。

私自身も、何を買う訳でもありませんが、玩具をよく見に行っていました。そしてお年玉を貰った時や、お小遣いが貯まった時には、プラモデルやLSIゲーム等を購入していました。

しかし今はどうでしょう…。

少しずつ賑わいをなくし、空き店舗が増え、シャッター通りになっている商店街も増えてきました。

また現在も頑張っている商店街であっても、「おもちゃ屋」はほとんど姿を消しています。

なぜ街の「おもちゃ屋」は消えていったのか?

昭和時代に創業した飲食店や食料品店、洋品店等は、少なくなってきているものの、現在も頑張って営業を続けているお店もまだまだあります。

しかし、個人経営の街のおもちゃ屋さんは、現在、ほとんど見かけることはありません。

どうしてそうなってしまったのでしょうか?

少子化で子供の数が減ってしまったという構造的な原因も一因としてはありますが、一番大きな理由は、家電量販店で玩具を販売する様になったことでしょう。

私は、ある玩具店のオーナーにお店を畳んだ理由を聞いたことがあります。するとこんな返事が返ってきたのを記憶しています。

「家電量販店でおもちゃを2~3割引きで販売されたら、うちらは商売として成り立たない」

その話を聞いた時、私も妙に納得してしまいました。街の玩具店は頑張って営業を続けて欲しいという気持ちはありつつも、自分が実際におもちゃを買うのは割引販売している家電量販店の玩具売場だったからです。

生野商店街を散策中、現役で営業を続けるおもちゃ屋を発見!

今回は、生野の商店街をぶらぶらと散策していると、今でも営業を続ける一軒のおもちゃ屋を発見しました。お店の名前は「たからや」。その外観は明らかに、昭和の匂いが漂っていました。

なつかしい想いが一気に湧き出てきた私は、思わずお店の中に引きずり込まれてしまいました。

お店番は80歳ぐらいのおばあちゃんがひとり。私はおばあちゃんに中を見せて下さいと声を掛けました。するとおばあちゃんは優しく頷いてくれました。

お店の中の商品を眺めていると、私が小学生の頃(今から40年程昔)に流行した学研の電子ブロック等の商品が今でも陳列・販売されていました。懐かしさのあまり、思わず感嘆の声を上げてしまいます。

レトロ玩具の収集家の方には、正にお宝の山ではないでしょうか。

おばあちゃんに声を掛けたところ…

お店のおばあちゃんに、「とっても懐かしい感じがします」と声を掛けたところ、昔はこの1㎞程の商店街の中に、7軒ものおもちゃ屋さんが営業をしていていた。お店も忙しかった。昔は自分が購入する玩具であっても、ひとつひとつ個別に包装していた。今はビニール袋に入れて渡すだけだけど…と教えてくれました。

まとめと感想

今回は、生野の商店街で営業を続けるおもちゃ屋「たからや」さんを紹介いたしました。昭和に青春時代を過ごした私にとっては、懐かしさで胸が一杯になりました。

本サイトでは、この他にも街歩きの記事等をアップしております。是非、そちらの記事も御覧頂けると幸いです。

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