ビジネス事例で学ぶ「戦略思考クイズ8」(子供番組のビジネスモデル)
現代社会は、複雑で変化の激しい時代です。またグローバル化の進展や技術革新の加速により、企業を取り巻く環境は日々変化しています。
このような環境下で企業が生き残るためには、常に変化に対応し、柔軟な経営を行う必要があります。現代ビジネスマンにとって必須となりつつある「戦略思考スキル」について、ビジネスシーンで実際にあった事例クイズを解きながらトレーニングしていきましょう
今回は、「子供番組」のビジネスモデルを取り上げます。
もくじ(CONTENTS)
事例問題「子供番組」のビジネスモデル
テレビ業界では13週をワンクールといって、3か月単位で新しい番組編成が行われます。
ところがその例外が「仮面ライダー」や「プリキュア」などの子ども番組で、この分野では玩具メーカーを巻き込み1年間かけて番組を盛り上げるビジネスモデルが採用されています。さてこの子供番組、新番組のスタートは圧倒的に1月、次いで10月が多いそうです。
なぜ4月ではなく1月に番組開始するのがよいのでしょうか?
問題のヒント
ビジネスモデルという視点で子供番組を捉えてみましょう!
解答:進学・進級とともに子供が番組から卒業するのを防ぐため
もし3月末で人気アニメ番組が終わりになってしまえば、それを期に「もうアニメは卒業」と思ってしまう新中学生や新高校生が続出してしまいそうですね。けれども1月スタートなら、4月頃はいよいよストーリーが面白くなってきた時期にあたるので、たとえ大学に通うようになっても、そのまま番組を見続けてくれるそうです。
ちなみに大人になっても卒業しなかった人たちに向けた深夜アニメには、この法則は関係ないそうです。
【コラム】おもちゃはどこで買う?
皆さんは、「子供の頃、玩具をどこで買いましたか?」と尋ねられてどの様に答えますか?
私が子供の頃(40~50年前)は街のおもちゃ屋さんで購入していました。
近所の商店街には必ず玩具店があり、近所の子どもたちのたまり場でもあり社交の場でもありました。
しかし自分の息子の玩具を買う時(10~20年前)になると、街の玩具店はお店自体が少なくなり、玩具購入の主流は、家電量販店の玩具売場になりました。
今では、個人経営の街のおもちゃ屋さんは、ほとんど姿を消してしまいました。その理由はどうしてでしょうか?
そのこたえを知りたい方は、こちらまで
引用・参考文献
今回紹介した戦略思考クイズは、「戦略思考トレーニング 最強経済クイズ【精選版】」(日本経済新聞出版)から引用・出題しました。本書には、その他にも、実際のビジネス戦略をテーマにしたクイズが沢山掲載されています。戦略思考スキルを鍛えたいと思う方は、一度ご覧になってはいかがでしょうか。
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