待望!パナソニックが高倍率ズーム機でコンデジ復活!「LUMIX DC-FZ85D」

スマホカメラの進化によって、コンパクトデジタルカメラの存在感は年々薄くなり、多くのカメラメーカーが新しいコンデジの開発を取りやめてしまいました。

しかし、近年、若者の間でオールドコンデジがブームを迎える等、再びコンデジに対する需要が高まっています。

そんな中、コンデジの新作発表から遠ざかっていたパナソニックが、久しぶりに新しいコンデジを発表したので紹介しましょう。

超高倍率ズーム機FZ-85の後継機登場

パナソニックが今回発表した「LUMIX DC-FZ85D」は、2017年に発表した「LUMIX DC-FZ85」の後継機です。

60倍(35㎜判換算:20㎜~1200㎜)の超高倍率ズームを搭載した先代の遺伝子を受け継ぎつつ、あたらしく進化・ブラッシュアップしています。

超高倍率ズームを搭載したコンデジは最近、新製品の登場が途切れていただけに嬉しいニュースです。

FZ-85Dの基本性能について

まずは基本性能について紹介しておきましょう。

光学60倍ズームレンズ搭載

35㎜判換算超広角20㎜~超望遠1200㎜に対応した60倍ズームレンズ搭載しています。またワイド端では被写体に1cmまで近づいて撮影できるAFマクロに対応しています。

マクロから超望遠までこの一台で対応できるのはありがたいですね。

1810万画素1/2.3型高感度MOSセンサー搭載

約1810万画素の1/2.3型の高感度MOSセンサーを搭載。またヴィーナスエンジンによるマルチプロセスノイズリダクションや、超解像技術により、それぞれに最適な画像処理を行い、高い解像感と豊かな階調表現を実現しています。

多彩な映像表現が楽しめる動画性能

4K30Pまでの動画撮影が可能な他、4Kで撮影しながらFHD動画に変換することで、カメラを動かさずにパン/ズームイン/ズームアウト等ができる「4Kライブクロップ機能」を搭載。映画で使われるような映像効果を簡単に加えることが可能です。

FZ-85から進化した点

前身機、FZ-85から進化・変更した主な点について紹介しておきましょう。

液晶モニターが約104万から約184万ドットに進化

搭載している3.0型液晶モニターの解像度が、約104万ドットから約184万ドットに進化しました。もちろんタッチパネルにも対応しています。

電子ファインダーの性能向上

電子ファインダーがフィールドシーケンシャル方式の約117万ドット相当から有機ELの約236万ドットに進化しました。またファインーの倍率も35㎜換算:約0.46倍から約0.74倍に向上しています。

もっと詳しく知りたい方は

FZ-85Dについてもっと詳しいスペック・性能について知りたい方は、こちらのパナソニックの公式サイトを御覧ください。

FZ-85Dはこんな人にオススメ!

ここまでは、メーカー公式サイトの情報等を元に、FZ-85Dのスペックについて紹介してきました。

ここからは、私の所見も加え、活用シーンからみた同機の利用をオススメしたい人についてお話しましょう。

その1:子供のいるご家庭に…子供との思い出づくりに

小中学生までの子どものいる家庭に、同機をお勧めしたいです。

その理由は、「子供との思い出の記録」に最適なカメラだからです。具体的な活用シーンを挙げると…

シーン1:運動会で活躍する子供さんを撮影

運動会では、観客席から撮影することが多くなるため、自分の子どもをはっきりと大きく写すには、高倍率のズーム機能が必要になるからです。FZ-85Dなら60倍まで対応していますし、4Kライブクロップ機能等を使えば、子供さんが躍動する瞬間をしっかりと捉えることができるでしょう。

シーン2:動物園やサファリパークでの撮影

動物を撮影したいと思った時も、近づいて撮影することが難しいケースが多いからです。実際に私もサファリパークで車の中からライオンを撮影した時、35㎜換算で100㎜程度の望遠では全然足りなかった想い出があります。FZ-85Dなら1200㎜までの望遠に対応しているので安心ではないでしょうか?

その2:ハイキングを趣味とする中高年

ハイキングや山登り等、歩くことが大好きな中高年の方にも同機をオススメします。その理由は、1200㎜までの撮影環境を約640gという小型・軽量の本機一台で賄うことができるからです。

具体的な活用シーンを挙げると…

シーン1:ハイキング時の風景撮影

ハイキングコース途中に、遠方の風景やオブジェクトを撮影したいと思うことがあります。そんな時もFZ-85Dの高倍率ズームレンズがあれば安心できるでしょう。

シーン2:野に咲く草花もマクロで大きく撮影

野山では小さな草花に心打たれることも多いでしょう。そんな時、FZ-85DのAFマクロ機能があれば、その可憐な姿を大きく写真に残すことができます。

私も実感していますが、年齢を重ねると重たいカメラ機材を持ち歩いて野山を歩きまわるのが辛くなります。

まとめと感想

今回はパナソニックのコンデジ「FZ-85D」を紹介しました。

久しぶりの高倍率ズームコンデジの新型機の登場ということで嬉しく感じて記事にしました。

特に望遠撮影が必要という方にはぴったりな一台ではないでしょうか?

またお値段についても、メーカー公式通販サイトの価格で、64,350円(2024年7月6日現在)と大変リーズナブルです。

他カメラメーカーの高倍率ズームコンデジが続々と生産中止となっているだけに、高倍率撮影を気軽に楽しみたいという人々のニーズに応え、本機はかなりのヒット作になると予想しています。

個人的にも、現在は高倍率ズームコンデジを一台も所有していないので、購入するかどうか迷っています。

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