コンセンサスゲーム「雪山での遭難」解答解説編
今回はコンセンサスゲーム「雪山での遭難」の解答解説編です
ゲーム攻略のポイントから、模範解答の解説までを紹介します。
この記事は、ゲーム修了者の復習用です。未プレイの方は、ネタバレになるので、読まないでください。
誤って読んでしまうと、ゲームが面白くなくなりますよ!
もくじ(CONTENTS)
「雪山での遭難」は脱出系のコンセンサスゲーム
「雪山での遭難」は脱出系のコンセンサスゲームのひとつです。
脱出系コンセンサスゲームは、この他にも「砂漠からの脱出」「NASAゲーム」等、多数あります。
脱出系のものは、基本的に専門家が作成した「模範解答」があります。
チーム対抗戦で得点を競い合ったりできるので、複数のチームに分けて実施すると盛り上がります。
「雪山での遭難」攻略のポイント
脱出系のコンセンサスゲームには、実は攻略のポイントがあります。まずはここをしっかり抑えておきましょう。
1.ストーリーをしっかり読み込もう
「雪山での遭難」は、ストーリーの中に攻略のヒントが隠くれています。このストーリーの部分をしっかりと読み込むことが大切です。
問題文がプリントで配られた場合は、重要と思われる部分に、蛍光ペンでマーカーを引いておきましょう。また動画でストーリーが上映される場合は、チームで議論に入る前に、もう一度、みんなでストーリーを見直しましょう。
そして重要と思われる部分をメモするように、メンバー全員に伝えておきましょう。
2.どうやって生き残るか話し合おう
脱出に必要なアイテムの優先順位を検討する前に、まずはグループとして、「どうやって脱出するか」「どうやって生還するか」をみんなで話合いましょう。
まずは、この部分について、グループのコンセンサス(合意形成)をしっかり行いましょう。
「雪山での遭難」模範解答解説
それでは、模範解答の発表・解説を行いますが、その前にもう一度だけアナウンス
未プレイの人は、ここから先は絶対に読まないでね…ネタバレでゲームが面白く無くなってしまいますよ!
町を目指すべきか、救助を待つべきか?
グループで、脱出方法を話し合った時、おそらく…
- 32㎞先の町に向かって雪中行軍する
- 寒さを凌ぎながら、救助を待つ
このどちらかの方針にするか、グループで意見が分かれたと思います。
専門家の解答は?
サバイバルの専門家の解答は、「助けを待つ」です。
なぜならば…
- 町を目指して、雪山を32㎞も行軍するのは困難
- 寒さを防ぎながら、捜索隊の救助を待つのがベター
皆さん、「八甲田山」という映画を御覧になったことはありますか?
アイテムの優先順位とその理由
第1位:「大箱入りのマッチ」
(理由)枯れ木等に火をつけて、暖を取るために絶対必要なアイテム。また火は、明かりを生み出し捜索隊へ位置を知らせることもできるから。
第2位:「板チョコ10枚」
(理由)寒さをしのぐためのカロリー補給・エネルギー源として必要だから。ちなみに板チョコ一枚(100g)でおよそ550キロカロリーと言われています。
第3位:「固形油の入った金属缶」
(理由)固形油を体に塗ることによって寒さを防ぐことができる。燃料として使うこともできる。また、缶のふたで太陽を反射させることによって捜索隊への目印にもなるから。
第4位:「大型懐中電灯」
(理由)捜索隊に知らせる合図として役立つから。また近くを移動する時にも便利です。ただし、温度が低いので電池は通常と比べて長持ちしません。
第5位:「新聞紙朝刊5日分」
(理由)火をつける時に役に立つ。また服の下に入れると寒さを防ぐ効果があります。大きく広げることにより、目印にももなるから。
第6位:「ライフル一丁」
(理由)捜索隊に知らせる時の音の合図として使えるから。しかし、野性動物を仕留めるのには熟練が必要なので、素人には難しいでしょう。極限状態になり、イライラしてくると殺し合いの凶器にもなるので危険です。
第7位:「サバイバルナイフ」
(理由)枝を切って薪をつくるぐらいしか利用価値はありません。またライフル同様、殺し合いの凶器になります。
第8位:「スキーセット一式」
(理由)助けを求めに行くのに使えそうですが、移動は危険なので必要度は高くない。旗を立てる棒や燃やす材料ぐらいには使えるでしょう…
第9位:「ウイスキーひと瓶」
(理由)飲めば体が温まると言う意見もありますが、それは間違い。実際は、眠くなるので危険です。消毒薬の代わりとしては使えます。
第10位:「方位磁石」
(理由)移動する時に使えそうですが、移動せず助けを待つので、実際は何の役にも立ちません。
得点計算の方法
得点計算の方法は…
- 各アイテムの模範解答順位から、グループの回答順位を引く。
例:模範解答6位−グループ回答9位=-3(絶対値は3) - 全ての絶対値を合計する
- グループ合計点数の小さいチームが勝利
まとめと感想
何度も「雪山での遭難」のファシリテーターをやっていますが、助けを待つグループが7割、町を目指し雪中行軍するグループが3割ぐらいです。
皆さんのグループはいかがだったでしょうか?
また得点ですが、10点以内なら優勝を狙えるかどうかのラインです。
コンセンサスゲームはこの他にも、沢山の種類があります。
参考までにご紹介しておきますので、是非遊んでみて下さいね!
<参考>
追記:本当にあった「雪山での遭難事故」
飛行機墜落による雪山での遭難事故は実際にありました。
1972年に起きた「ウルグアイ空軍機571便遭難事故」がそうです。
この実話を元に、今回新しくコンセンサスゲームを製作しました。
それがコンセンサスゲーム「生存者たち」です。
この作品は同じテーマを扱っていますが、内容は全く違います。
是非、一度こちらも遊んでみて下さい!