ボードゲームアリーナ「ワンス・アポン・ア・フォレスト」日本語ルール紹介
ボードゲームアリーナ(BGA)に「ワンス・アポン・ア・フォレスト」(Once Upon A Forest)が登場しました。
今回は日本語ルール及び遊んだ感想等を紹介します。
もくじ(CONTENTS)
ゲームの概要
ジャングルの森は、どのようにして生まれ、成長・進化し、そして朽ちていくのでしょうか?
人間によって一旦破壊された森は、再び原生の森に還えるまでに、700年の歳月が必要です。
本ゲームでは、プレイヤーは各自、森の再生に取り組みます。
新しく再生する森は、大きくて美しいものではなりませんが、何よりも動植物のバランスが取れ、人間の影響が最小限に抑えられている必要があります…
- ゲームデザイナー:フロレント・トスカーノ
- イラストレーター:デビッド・ボニファシー
- パブリッシャー:Jeux Opla
- プレイ人数:2~4人
- プレイ時間:約15分
- 対象年齢:7歳以上
- 難易度:2/5 (1易~5難)
ゲームのコンポーネント(内容物)
- 66枚のカード
<カードの内訳> - 4つの高さに対応したフォレストカード…64枚
(樹冠カード16枚、1stレベルカード16枚、2ndレベルカード16枚、グラウンドカード16枚) - 得点計算カード…1枚
- ソロモードカード…1枚
ゲームの遊び方
ゲームの目的
各プレイヤーは、調和の取れた美しい森を取り戻すため、森林の再生に取り組みます。
ゲーム終了時に、一番美しく森を再生した(得点が高い)プレイヤーが勝利します。
ゲームの準備(セットアップ)
- 64枚の森カードの中から、4枚のゲームスタートカード(人間がいるグラウンドカード)を脇に置き、残りのフォレストカードをシャッフルします。
- シャッフルした60枚のフォレストカードを、5つの山札(12枚×5)に分け裏向きに並べます。
- 各プレイヤーは、これら5つの好きな山札から、手札が3枚になるまで、順番に1枚ずつカードを引きます。
(3枚は手札を他のプレイヤーから表面が見えないように持つ)
ゲームの手順
一番最近、森の中を歩いたプレイヤーがファーストプレイヤーになります。
(適当な方法で、プレイヤーの順番を決めて下さい)
- 手番プレイヤーは、3枚の手札の中から1枚を自分の森におきます。
- そして残った2枚の内の1枚を次の手番プレイヤーに渡します。
- 最後に手番プレイヤーは5つの山札の中から、1枚を引き手札にします。
上記1~3の手番が終了したら、次のプレイヤーに手番が移ります。
自分の森にカードを置くためのルール
【森カードを配置するタイミング】
自分の森にカードを置くタイミングは、2回あります。
- その1:自分の手番に手札の中から1枚置く
- その2:前手番プレイヤーからカードを受け取った時
【自分の森にカードをおく時のルール】
自分の森の列の任意の場所(4つの高さレベルの中のひとつを選び)にカードを置くことができます(既に置かれているカードの上に重ねて置くのもOK)。
ただし、一つの列が完成(4つの高さレベルにそれぞれ1枚ずつのカードが配置済み)するまで、新しい列を作ることはできません。
前手番プレイヤーからカードを受け取った時も同様です(受け取ったカードを自分の森の列に配置する)。
ゲームの終了条件
すべての山札及び手札が、各プレイヤーの森に置かれたら、ゲームは終了します。
ゲーム終了後、各自それぞれ得点計算を行います。
一番得点の高いプレイヤーが勝利者となります。
得点計算の方法
ゲーム終了時、各プレイヤーは、それぞれ自分の森の得点計算を行います。
得点計算は以下の通りです。
- 完成した森一列につき…プラス3ポイント
- 未完成の森…マイナス1ポイント
次に未完成の森のカードをすべて破棄し、得点計算を続けます。
- 1つの種の動物の数が、完成した森の列数と場合…プラス1ポイント
(例:自分の森の列数3、オランウータン3匹…1ポイント)
(例:自分の森の列数3、鳥5匹…0ポイント) - 自分の森に配置されたチェーンソーマークひとつにつき…マイナス1ポイント
(例:自分の森に、チェーンソーマークが2つある…マイナス2ポイント)
感想とまとめ
勝利のためには、いかに「調和の取れた森」をつくるか?
そのために、動物の多様性と適正数を確保するのがポイントと感じました。
ゲーム終盤は、新しい列を開拓するよりも、すでに完成している列の保全を計るのがよいでしょう。
また他プレイヤーにカードを渡す時は、チェーンソーを押し付けるコトか基本戦術になるでしょう。
自分の森を育てつつ、相手の森の邪魔をする。そんなゲームでした。
是非皆さんも一度、遊んでみて下さいね!
今回も最後まで御覧頂き、ありがとうございました💖
【補足】
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