オンライン飲み会の人数は何人が適当?
巷で大ブレイク中のオンライン飲み会。しかし、盛り上がる時と退屈な時がありませんか?
今回は、私の体験と学術的な見地から「適正な参加人数」について考察します。
もくじ(CONTENTS)
オンライン飲み会には適正人数がある
最近、様々なオンラインパーティに参加しています。
そしてある法則に気がつきました。それは…
「人数によって楽しさが変わる」
「大勢だと退屈になる」
と言うことです。
リアル飲み会は、大勢でも問題ないが…
サークルの飲み会等では、参加者が数十人も普通のコトです。
また参加人数で、「楽しさ」が変わると感じたことはありません。
しかし、オンライン飲み会は違います。
大勢の場合、退屈と感じるコトが多いと感じています。
オンライン飲み会には、大きな欠点がある
参加者の多いリアル飲み会では、普通は席の近い3~4人で談笑します。
話題がつまらないと思えば、席を移動することもできます。
しかし、オンライン飲み会は、一切それができません。
PCやスマホの画面に、大勢がぎゅっと押し込まれています。
少人数に分かれて話をすることも、席を移動することもできません。
これがオンライン飲み会の最大の弱点です。
オンラインで大宴会は無理
大勢が参加したオンライン飲み会では、ひとりづつ簡単な自己紹介だけで、30分近く掛かりました。
司会進行役の方も相当苦労している様でした。
ちょっとした話題でも、全員に発言を求めると、それだけで、かなりの時間が過ぎてしまいます。
やはり、多人数でのオンライン飲み会は無理があります。
オンラインパーティは5~7人まで…
親睦と交流が目的でオンライン飲み会を開くなら、やはり定員は5~7人まで。
それ以上では…参加者同士の親密な交流は難しいでしょう…
全員が存分に、おしゃべりを楽しめないからです。
実は、このことは学術的にも言われていることです。その根拠となる理論をいくつか紹介します。
スパン・オブ・コントロールの原則
「マネジャーが適正管理できる部下は5人から7人程度まで」有名な経営管理原則のひとつです。
この管理者の部分を「飲み会主催者」に読み替えてみるとしっくりきませんか?
やはり、参加者全員が楽しめる飲み会は、これぐらいの人数が限界でしょう。
講義型のセミナーなら多人数でもOK
この原則は、メンバーの業務内容が同種でなら、管理できる人数は多くなると言われています。
そのため、講義型・講演型のオンライン飲み会。この様な形式なら、参加者が多くても問題ないでしょう。
ただし、その場合は、参加者は主体的ではなく、受け身になります。
「90/20/8」の原則
「参加者主体の研修手法」を提唱したボブ・パイク氏。
その中の「参加者の主体性を引き出す原理」の一つです。
1:理解力を切らさず集中できるのは90分
オンラインパーティも、研修と同じで1回90分がベストです。
それ以上なら、一旦15分程度の休憩を挟み、司会進行役もチェンジするのがよいでしょう。
2:短期記憶を保持しながら聞くのは20分
そのため、「ひとつの話題」は20分程度で一旦終了し、さっと振り返りを行ったら、次の話題に切り替えましょう。
3:受け身状態が8分以上続くと退屈し始める
参加者が8分以内に1回以上発言するには、6~7人程度が限界です。
大勢の場合は、なかなか自分の発言の番が回ってきません。だから退屈するのです。
ワーキングメモリーの原則
認知心理学の原則のひとつで、人が「言葉」や「数字」を短期記憶できるのは、「7±2」程度。
実際私も、多人数のオンライン飲み会では、全員を把握できません。
参加者全員を認識できるのは、原則通り、5~7人程度までです。
まとめと感想
- 主体的に全員参加可能なオンラインの定員は5~7人
- 学術的にも、この回答を裏付ける理論がある
皆さんも、オンライン飲み会を企画する時は、必ず定員を設定しましょう!
それでは今回も最後まで御覧頂き、ありがとうございました💖
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