大阪で「尾道ラーメン」が楽しめるお店3選

ラーメン好きなら、全国のご当地ラーメンを食べ歩きたい!そんな想いを抱いた方も多いのではないでしょうか?私もそんなひとりです。

しかし、実際は時間も予算もなく、なかなか簡単に実行できないのが私の現実。そこで地元大阪で、全国各地のご当地ラーメンを食べ歩くという計画を立てました。

今回は、広島県尾道市のご当地ラーメン「尾道ラーメン」を大阪で提供しているお店を3店紹介しましょう。

広島県「尾道」ってどんな街

早速お店の紹介といってもよいのですが、それだとただのラーメン店紹介になってしまいます。今回は「ご当地」ラーメンの紹介なのですから、まずはご当地である「尾道」という街の雰囲気を感じて頂きましょう。

古くから交通の要衝地として発展

尾道市は広島県南東部にある人口13万人弱(令和6年1月31日現在)の街です。福山市と共に備後地方の主要な都市のひとつです。

尾道は、古くから交通の要衝としても栄えてきました。江戸時代には、北海道と大阪を結ぶ「北前船」の寄港地でもありました。

1999年には、「しまなみ海道」が開通し、四国の今治市と陸路で結ばれるようになりました。また2015年には、中国横断自動車道が全線開通し、瀬戸内の十字路とも呼ばれています。

「映画の街」と「しまなみ海道」

尾道市は、瀬戸内地方屈指の観光都市です。「坂の街」「映画の街」としても有名な尾道市は、大林宣彦監督の「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」等の映画のロケ地としても有名です。

また尾道市と今治市を結ぶ「しまなみ海道」は、瀬戸内海の島々を7つの橋で渡る絶景スポットとして、国内外の多くのドライブファンやサイクリストから人気を集めています。

尾道の食文化・郷土料理

温暖な瀬戸内の気候と、豊かな自然に恵まれた尾道には、山の幸、海の幸が豊富で、また独自の「食文化」を育んできました。

島々の斜面では、レモンやネーブル等の柑橘類の栽培が盛んです。また海産物としては、あなごや幻の超高級魚「アコウ(キジハタ)」などが有名です。

また尾道のB級グルメとして、今回紹介する「尾道ラーメン」や「尾道焼き」(広島風のお好み焼きをベースに、豚肉の代わりに砂肝を乗せたもの)が有名です。

背油が浮いたスープと平打ち麺が特長の「尾道ラーメン」

尾道ラーメンとは、その名の通り広島県尾道市を中心に提供されている備後地方のご当地ラーメンです。その特徴として

特徴1:スープは、鶏ガラ・小魚を使った醤油味が一般的

特徴2:麺は、平打ち麺がスタンダード

特徴3:豚の背油ミンチがスープの表面に浮いている

ことが挙げられます。

上記写真は、私が尾道観光に訪れた際に頂いた「一丁」さんの尾道ラーメン。夜遅かったにも関わらず、かなりの行列がありました。

大阪でも尾道ラーメンが食べたい!

旅先で食べた尾道ラーメンの味が忘れられず、地元大阪でも「尾道ラーメン」を楽しみたい。そんな気持ちから大阪で尾道ラーメンを提供しているお店を訪ね歩く様になりました。今回は私が実際に訪れた大阪の尾道ラーメンのお店を3店紹介しましょう。

大阪の尾道ラーメン店その1「尾道ラーメン山長」守口市駅

大阪の尾道ラーメンといえば、この店を真っ先に挙げる人が多い老舗店です。お店の公式サイトに掲載されている「山長の歴史」によると、父の故郷・尾道の「はせべ」の麺と寿司職人の精神を元に、1996年、女将:長谷部哲子さんが開店しました。2002年より現在の守口市寺内町で営業を続けています。2023年には食べログラーメン100名店(大阪)にも選出されました。

お店に入ると注意書きが張り出されており、「スープの味と香りをお楽しみいただくためレンゲは置かない…」等、女将さんの職人としてのこだわりを色濃く感じさせられます。

山長の尾道ラーメンの特徴は、長い生ネギがどっさりと入っていること。麺はつるんとした食感の平打ち麺で、スープは深い味わいがあるにも関わらず以外にさっぱりしていました。また最後に残ったスープにポン酢を入れてスープ割として頂きました。

【尾道ラーメン山長(公式サイト)】

大阪の尾道ラーメン店その2「尾道ラーメン十六番」西長堀駅

西長堀と言えば、大阪市立中央図書館が有名ですが、そんな図書館に行った帰りにふらっと立ち寄ってみたのが、「尾道ラーメン十六番」さんです。

メニューの裏には、お店のこだわりポイントが3つ記されていました。

・当店自慢の叉焼と角煮は、和もち豚を使用しています。軟らかい肉質と脂の甘みが特徴で、じっくりと煮込むことで、肉と脂が口の中で溶け合います。

・尾道ラーメンと言えば平麺が特徴ですが、当店では毎朝、地元尾道の老舗製麺所「はせべ」から取り寄せています。麺の太さにまでこだわり、実は店名も麺の太さ番号である「16番」からきています。

・見た目はすっきりシンプルな色ですが、深い味わいのスープ。だしに使用する昆布は北海道産の中でも最高級とされるラウス昆布。そこへ魚介の旨味とコク深い醤油を重ね、浮かべた背油ミンチの甘さが後に残ります。

私が注文したのは、人気ナンバー1と書かれた「十六番ラーメン」。角煮とチャーシューががっつり入った逸品で、舌もお腹も満足しました。

大阪の尾道ラーメン店その3「大醤軒」千林大宮駅

大阪三大商店街のひとつ「千林商店街」の入り口にある千林大宮駅から歩くこと10分程、旭区役所の目の前にあります。

私が注文したのは、チャーシュー麺。叉焼が7枚ものっていて、お値段800円は正直コスパ最高です。豚ミンチを使用した背油がガッツリ入っていて、しっかりしたも食感もあり「油かす」のようでした。麺やスープも私好みでした。

またこちらのお店では、広島ご当地つけ麺の「広島つけ麺」(特徴:茹でた麺を氷水で冷まし、細切りのネギ、ゆでキャベツなどと一緒に激辛のつけだれに付けて食べる)や「キムラくん」といった謎メニューも提供されています。再訪してこちらのメニューも食べてみたいと思っています。

まとめ

今回は、尾道の街や尾道ラーメンの特徴等にも触れながら、大阪で尾道ラーメンを楽しめるお店を3店舗紹介しました。もしこの記事を読んで、気になるお店があったら、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

また当サイトでは、この他にも街歩きやグルメの記事も掲載しております。是非、そちらの記事も御覧頂ければ嬉しいです😊

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